空室対策

一般媒介の大家さんが知らなければいけない事実

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先日の毎日新聞で取り上げられたニュース

警視庁捜査2課は3日、虚偽の使用者名義で雑居ビルの部屋の賃貸借契約をしたとして、東京都中央区の会社員、佐伯竜一容疑者(48)ら8人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。捜査2課によると、部屋は実際には特殊詐欺グループがアジトとして使っていた。同課は、佐伯容疑者が賃貸借契約上の保証人を自分の会社の従業員であるように装って貸主を信用させる「在籍屋」だったとみている。

この手の在籍屋なる狼藉者は10年以上前から存在します。毎日毎日こんな広告を色んな不動産会社へFAXします。

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ひどい時は一日7、8社からFAXが届きます。10年以上前からあってちょくちょく摘発逮捕されながら無くならないって事は使用する不動産会社があるからなんですね。

この手の取引のターゲットになるのは、元付の不動産会社(管理会社)などでは無く一般媒介で複数の不動産会社へ物件紹介を依頼している大家さん。一般媒介はその後の管理は大家さんがやる事がほとんどなので、悪い不動産屋だと紹介した後の事は知らないよ、とばかり在籍屋を使って普通に物件を借りられないような不良入居者を紹介してきたり、不良じゃなくても夜のご商売とか、無職の方とか。最悪の場合暴力団関係者とか今回のような犯罪組織とか。

先日も一般媒介の大家さん、渋谷の業者から申し込みが入ったんで募集は止めて下さいと大喜びで来店されましたが数カ月後に、入った途端に滞納されてひどい目に遭いました~…と。契約金まで入らなかったそうです。そもそも何で契約金入らないのに鍵渡すの?ってところなのですが。意外と思うかもしれないのですがこの手の在籍屋にダミーを依頼する不動産業者は少なくありません。

申し込みを受ける側が不動産業者ですとだいたいこういった在籍屋の存在は知っていますから騙される可能性は低いはず。ウィルステージで扱う物件は全て最初の段階から私が関知しますので申し込みのプロセスの中で辻褄が合わなかったり、おかしいなと思うときは必ずお断りしております。

現在不動産市場は全く持って悪い状態。食っていけずにその場しのぎの金を得たいがためにダークサイドに堕ちる不動産業者は少なくありません。

 

中々人が入らないから藁にもすがりたい大家さん

こう言う悪い業者はそう言う大家さんをターゲットに暗躍しているわけです。一般媒介の大家さんはご注意下さい。

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