仕事の進め方、考え方

保管証明

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今の会社法ですと通常の株式会社、有限会社をつくる際、 資本金を預け入れ、保管証明という書類を金融機関から出して頂く仕組みになっています。 この保管証明というのが厄介で、なかなか都市銀行なんかだと稟議がおりなかったりするみたいで、会社をつくった友人なんかも、みんな口を揃えて、大変だったと言います。

実は当初、5月1日施行される新会社法で株式会社をつくるつもりでした。 これだと残高証明のコピーだけで良いんで保管証明に難儀する必要も無かったんですが。 ただこの新会社法、施行されるのが5月1日。会社を作りやすくするというのが主旨なもので当然これを狙っての企業家は多いはず。

自分としては、会社を作るのと同時に家賃口座も作りたいので、遅れれば遅れるほど損が。 税金面の事も考慮し、とりあえず保管証明で難儀するとしても有限会社で月内に作っちまおうと。株式会社に変えるのは簡単ですしね。5月1日以降は。 ただ始めていきなり有限→株式会社に変えちゃうのもな、ってのもあるので年内はこの体系でやると思うのですが。 で、それが決まったのってギリギリのギリギリで気づいたら4月の営業日は10日を切っていた…。

温厚な司法書士さんも、なかなか私が忙しさにかまけて銀行に行かないもんで

『今月中に保管証明をもらわないと、これまでやった事がパーになりますよ!』

あわわ そら大変 まあ、10件くらい回ったら何とかなるよ と思っていたんだけど、仕事が出るわ出るわ…。 新会社でもこんだけ忙しければいいんですけどねえなんて言っている内に、もう営業日換算で1週間も切っちゃいまして。こりゃ大変…。

有力者に口添えを頼めば早いかなと思い、その方の会社へ。

[talk words="保管証明ってのは稟議なんだよ。すぐは出ないし1週間はかかんじゃないの" ]

今月登記したいんで、どこでも良いんで、お話だけでもしてもらえないでしょうか。

[talk words="そりゃ無理だろ〜まったく、しょーがねーなあ。" ]

と言いながらも、翌日都市銀行のおえらいサンを紹介して下さいました。しかも支店長室応対。

いや、普通に窓口で良かったんですが。

[talk words="銀行と話すのはこういうところで話さないとね" ]

お蔭で週明けの今日、担当の方から稟議がおりましたと。普通に何も無く飛び込みで行ったら、まず無理であろうスピード決済。 いやいやホント感謝感謝です!この借りは、ウチが機能した暁には必ず返します。

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